アナザーコントロール20 新刊制作記
2023.10.15 アナザーコントロール20に参加しました
今回はこんな感じの主直本を発行しました
久々のイベントで出した久々の新刊についてまとめたいなと思いました
本を作ろうと思った経緯の話
P4にハマったのが去年の春でした
その半年後くらいには本能の赴くままひたすら二次創作を描くマシーンにはなっていたものの、自分の見る幻覚は本当に正しいのかわからず(正しい幻覚なんてどこにも無いんですが)まだ形に残る物を作るかどうかは踏ん切りがつかない状態でした
ただアナコン19に一般参加してやっぱ本作りてー!!!になった事と、同日の別ジャンルオンリーに参加してた身内から「次はお前が主直の本を出すんだよな?」と言われ他人からこう言われるくらいに狂って見えてるんだったら本を作る事にデメリットは何も無いか!となって作る事を決めました
やっぱりイベントに行くとイベント出たくなりますよね ならない?
本作りの話
自分の理想の主直は「親友を経由する」「これは本当に友達なんですか?な距離バグ」な主直でした
これまで長らくイチャイチャてぇてぇなCP二次創作作品ばかり描いてたオタクなので、「いやくっついてませんが?(ホンマか?)」みたいな物を描き続ける内にこれでCP作品名乗っていいのか…?となる事が結構あり、有体に言うと幻覚に自信がありませんでした
だからこそ本作るなら好き勝手やって全員振り落としてやる!と開き直り「描きたい物を全部入れる」「最初で最後の本にする(心意気だけの話です)」を目標に結構自由に作り始めました
自由にやり過ぎてネームだけで1ヶ月くらい使いました
最初のネームは80Pを超えてしまい薄い本とは?ってかこんなん一冊にするの無理じゃん?!となりました
今まで最長でも26Pくらいしか描いたことが無かったので普段の3倍超えの量です
早めに作業をしてましたがそれにしたって終わる気がしなかったので内容は結構削りました
文化祭打ち上げや夜会話や他のコミュの詳細部分についても最初は描く気でいたんですが本編見たらわかるもんを入れてもな…と冷静になって没にして
本当は親友を拗らせたまま2012年以降までもつれ込んでもいいなと思いもしたんですが自分の技量ではそこまで描けない事を確信していたので心を鬼にしてバッサリ切って
そこまでしてなんとか完成に漕ぎ着けました
泣く泣くとはいえ英断だったと思います 出ない神本より出る凡本です未練があったらほっといても個別に描くんじゃないですかねどうせ
完成原稿に残った部分さえペン入れまで終わった後に0から描き直してみたり
ページ数えたら余りまくってて埋めるために急遽1P漫画ページを差し込んでみたり
印刷所さんから64P中58P修正が必要と言われ(サイズを間違えてた)爆焦りし
その修正作業中に致命的な誤字を発見して震え上がったり
最後までハプニングもたっぷりで唸りながら作った本が手元に届いた時の感想
厚…
この厚さはなかなかに感動しました
ってかこれ全部自分で描いたのか…すご…(自画自賛)
中身もすごくかわいい絵で親友の距離をちゃんとやってる主直がでももう一歩踏み出してきちんとくっついてくれてめちゃくちゃかわいくて最高だなぁと思いました(熱烈自画自賛)
目標の全部盛りは結局できませんでしたが自分史上では結構な大作を作り上げられたので満足です
ただ大作すぎて原稿に費やす体力も時間も非常に多くて疲れる事を否定できなかったので、次に何か作るならもっとさらっと読める(描ける)物を数出す方向にしたいなと思いました
内容について
あとがきに書けよっていわれそうですが改めて
自分はなおちゃんっていろいろ背伸びし過ぎだったとは言えゆーて結構かっこいいよね、と言う風に見ています
そして自分がそう見るなら番長くんもそう見えているはず!と思っていまして(ゲームの主人公とはそう言う物であるという独自哲学に基づいた発言)
これはあとがきにも書きましたが番長くんは「周りから大人に見られがちな子供」と思っており、だからこそ現実離れしたなおちゃんの実績には目を見張るんじゃ無いかなと思っています
弱い部分を見られた後であってもなおちゃんの心の成長は真っ直ぐで眩しくて結局はずっと尊敬できる子だと思います
なのでこの本の前半分くらいがなおちゃんへのリスペクトでできています
ただ尊敬だけでは恋愛にはならないのでそこはよーちゃんにお節介させたりなおちゃん自身の鉄砲玉のような行動力に手伝ってもらいました
後半は親友であることの信頼感と裏で育つ恋愛感情と「親友」である事を裏切ってしまうかもしれない葛藤とそれでももう一歩近付きたい気持ちとでかわいい感じになる部分をたくさん描けてとても楽しかったです
話は変わってタイトルの「be near」とは「近付く」という意味ですが、物理的な距離の接近の意味にも、心の距離の接近で親しくなるという意味にも使える言葉っぽいです
主直と言えば「距離」だよね!という部分や今回のお話的に二人の距離がどんどん詰められて行く内容なので我ながらピッタリだなぁと思っています
裏表紙 こんなに近いのにこの手は触れられないんですよォ…と言いながら描いてました
イベントに出てみて
コロナがあってから同人活動を少し止めていて、まさにコロナ明け初のサークル参加になりました
結構久しぶりとかコロナ前とはセオリー変わってるとか不安要素はありましたがそういう点では心配するような事は全然ありませんでした
というか楽し過ぎてですね あっという間に頭ハッピーになりました
「新刊楽しみにしてました」と言われるだけでここまで頭ハッピーになるんですね チョロいオタクです
(自分は根からCP萌えオタクなので)同じCP好きな人が実在するのを確認できる事、更に自分の本を読みたいと思ってもらえるってのは本当に幸せですね
前述した自分の幻覚にいまいち自信が無かった部分も払拭されたのでまだもうしばらくは元気に何か作れると思います
発破かけてくれた身内、いつも自分の二次創作を好きだと言ってくれる同志フォロワー、スペースに立ち寄ってくれた皆様、あと事後通販買ってくれた皆様、本当にありがとうございました